・濃厚接触可能性から10日以降
・抗体を既に持っている可能性
・大切な方に会う前に
新型コロナウイルスの抗体があるかどうかを判定できる検査キットです。
IgM抗体検査用とIgG抗体検査用の試薬キットで、一度に両方の抗体を検査することにより、精度の高い検査が可能です。
血液採取を検査対象者が自分で行うため二次感染のリスクもほとんどありません。
【キット内容】
➀検査キット本体
➁試薬(緩衝液)
➂採血スポイト
➃ランセット
➄アルコール消毒綿
➅ふき取りコットン
➆取扱説明書(日本語)
Step1
袋からすべてを取り出して置くと作業しやすいです。
Step2
採血する部分をマッサージするか、指を振っておくと適量を採血できます。
Step3
採血する部分を消毒してください。
Step4
青色のふたをひねり取って外してください。白色部分を採血部分に当て、本体を反対側からパチンと鳴るまで強く押してください。
Step5
指を圧迫し血液を一滴出してください。
Step6
スポイトで黒い線まで採血して、キットのSの部分に血液を一滴垂らします。
Step7
試薬をスポイトで取り、キットのSの部分に4~5滴垂らします。
Step8
判別結果が出るまで12~15分お待ちください。
Step9
判別結果票を確認してください。
※判別結果は、可能性を示す指標であり医療を目的とした診断結果ではありません。
陽性の反応が出たら速やかに保健所または医療機関に連絡してください。
Step10
ご使用後の処理につきましては、各自治体の定めに従い安全に処理してください。
※本検査は新型コロナウィルスの抗体の有無を調べるための研究治験用としての使用用途として提供する旨、ご理解ください。
※本検査による IgM 抗体 IgG 抗体の陽性・陰性の結果については診断確定ではない旨、お含みおきください。
※本検査キットは開封後、室温下で1時間以内にご使用下さい。未開封の場合4℃~30℃の保管にて生産日から1年の有効期限となります。
※本検査キットは商品の特性上返品不可商品です。検査を失敗した場合でもお客様都合による返品はお受けできません。
PCR検査とは
PCR検査とは、体内にウイルスが検査時点で存在するかを調べるときに用いる検査です。
検査したいウイルスの遺伝子を専用の薬液を使用して増幅させ、検出させる検査方法です。
鼻や咽頭から細胞を採取して、検査を行います。
感染してから発症する数日前より検出可能とされています。
感度は約70%程度と言われており、検体の採取をした場所にウイルスが存在しなかった場合、感染していたとしても陰性となってしまうことがあります。
抗原検査とは
検査したいウイルスの抗体を用いてウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)を検出する検査方法です。
インフルエンザの検査をする時に、用いられるのがこの検査です。
PCR検査に比べ検出率は劣りますが、短い時間で結果が出る、特別な検査機器を必要としないなどのメリットがあります。
PCR検査とともに、新型コロナウイルス感染症の確定診断に用いることが可能です。
そのため新型コロナウイルス感染症と思われる症状が発症した方でも、発症2日目~9日目の間にこの検査で陰性となった場合には、その時点では新型コロナウイルス感染症ではないと言い切ることができます。
ただし、診断をつけるためには一定のウイルス量が必要となるため、PCR検査では陽性となったものの無症状の方や、新型コロナウイルス感染症に無症状で感染している方がいるかどうかの用途では使うことができません。
抗体検査とは
過去にそのウイルスに感染していたかどうかを調べる検査になります。
ウイルスに感染すると形成される抗体が、血液中に存在するかどうかを調べます。
ただし、体内に抗体ができるまでには時間がかかるため、現在そのウイルスに感染していないことの検査に用いることは難しいとされています。
また、ウイルスに感染した場合だけでなく、ワクチンを打ったことによって抗体ができた場合にも陽性となります。
IgMとは
IgMとは、細菌やウイルスに感染した時、一番最初に作られる抗体です。
発症してから1週目の中頃から後半に生成が開始され、検査で検出可能になるのは発症後2週目頃からとされています。
IgMが作られた後に、IgGが作られます。このため、血中のIgMを調べる事で今どんな感染症にかかっているかがわかります。
IgGとは
IgMが生成された後に生成され始めます。一般的に抗体検査というとこのIgGを調べることが多いです。
比較的長期間持続されるとされており、その期間は数ヶ月〜数年とウイルスによって異なります。(新型コロナウイルスの持続期間に関しては現在調査中です。)
新型コロナウイルスでは感染後、約2週間で8割がIgMまたはIgGが陽性になります。しかし、IgGは感染初期には生成されないため、感染から2週間以上経過していない状況で検査しても、IgGの測定結果に反映されない可能性があります。