床の素材でオフィスの印象はガラッと変わる

2019/12/17
床の素材でオフィスの印象はガラッと変わる

オフィスの事務作業をするスペースの多くはデスクやキャビネットの色で、それらの色はほぼグレーではないでしょうか。床も汚れが目立たない濃いグレーで、パソコンや複写機などの配線が見えていることも多いと思います。

 

グレーは落ち着く色ではありますが、いかにもお堅い仕事のイメージです。オフィスは仕事をするところですが、適度にリフレッシュできるオフィスであれば仕事の効率も上がります。オフィスを全てリニューアルするのは大変ですが、床材を変えるだけでもオフィスの印象は変わります。

 

 

オフィスの印象を変えたいときは床材を変える

 

オフィスのスペースの大半を占める、デスク、イス、キャビネット、OA機器は、中にはデザイン性の高いものもありますが、一般的には薄いグレーが多くなっています。白だと汚れが目立ち、黒だと圧迫感があるので、汎用性の高いグレーが主流です。

 

機能だけであれば何も問題はありませんが、毎日グレーに囲まれていると、時には気持ちがのらなくなることもあるかもしれません。グレーは落ち着いた色ですが、地味な印象もあります。そして人材募集にあたっても、オフィスの印象が応募者に与える影響は小さくありません。

 

長年勤めている社員のためにも、新規新採用者のためにも、オフィスの印象を変えたいと考えたときに、引っ越しやオフィス家具の買い替えが難しいのであれば、床材を変えることをおすすめします。

 

床は空間を占める面積が広く、オフィス全体に与える影響は少なくありません。そのため、仕事の効率が上がるような、心理的作用のある色の床材を選んでみてはいかがでしょう。

 

営業職の社員さんが帰社して事務作業を行うスペースには、ブルーなどの寒色系を使うと、外から戻ったときに気持ちをクールダウンさせて切り替えがスムーズにできます。デザインなどクリエイティブな部署の床には、オレンジなどのビタミンカラーを使うと感性が刺激されて豊かな発想を与えてくれます。社員がくつろぐ休憩室などには、緑や茶系の床材でリラックス効果を高めることができます。

 

床材の色の効果も大きいのですが、その材質によってもさまざまな効果が得られます。また、同じ色でも材質が違うと用途も違ってきます。耐久性、価格なども考慮に入れて快適な空間づくりを目指しましょう。

 

 

OA機器の多いオフィスはカーペットタイプ 

 

滑りにくく、防音効果が高いのはカーペットタイプです。足音が立たない上に、音を吸収するので仕事に集中できる環境をつくります。特に、会議室やミーティングルームなどに向いています。

 

40~50cm四方のタイル状になっているので、違う色を組み合わせて使うこともできます。とれにくい汚れがついてしまったときは、その部分だけ張り替えることができます。また、OA機器の配線をするときにカットするなど自在な形が作れるので扱いやすいのもメリットです。

 

なお、OA機器のコード類をスッキリさせたい場合は床を二重構造にして、床下の空間に配線を収める方法もあります。床をわずかに底上げするので、天井が低いオフィスだと圧迫感が出てしまいますが、足元にコードがなくなり、空間は整理されます。

 

コンクリートやスチールでできたタイル状のパネルを敷き詰める置き敷きタイプと、4つの角に支柱があるテーブルのような構造をした金属製のレベル調整タイプがあります。

 

 

デザイン性の高いビニルタイプ

 

ビニルタイプは色や柄のバリエーションが豊富で、デザイン性が高くお好みに合わせて選べます。天然素材風の柄もあるので、手軽に木目や大理石調のフローリングにすることができます。風合いは本物には及びませんが、安価でお手入れが簡単なことはメリットです。

 

組み合わせて使えるタイル型とロール状で1枚になっているシート型があり、シート型には一般家庭のキッチンや洗面所などに使用されているようなクッションフロアがあります。摩耗してしまうカーペットタイプに比べて耐久性があって、汚れに強い素材です。歩きやすいのでエントランスや廊下などにも向いています。水をはじくので給湯室などの水まわりにも最適です。

 

 

本物志向には天然素材(大理石・木)タイプ

 

大理石の床にすると重厚感や高級感が出ます。そのため、会社の顔であるエントランスに使用すると上品な雰囲気になります。

 

無垢材はぬくもりが感じられ、落ち着いた印象のオフィスになります。おしゃれな雰囲気も演出できるので、若い社員から好評を得られ、就職活動中の学生にもアピールできます。

 

天然素材はいずれも素材が持つ独特の風合いがあり、上質な雰囲気になりますが素材の価格は高くなります。オフィスの床を全て天然素材にするのは、予算もそうですがお掃除やメンテナンスのことを考えると現実的ではないかもしれません。受付の周囲、外部スタッフとの打ち合わせスペースなど、対外的にアピールできる場所への部分的な使用が効果的です。

 

加工品ではありますが、木粉、コルク材、亜麻仁油、石灰岩などの天然の成分が使われ、天然色素で彩色されたリノリウムという床材があります。有害物質が発生せず、シックハウス症候群の心配がありません。また抗菌作用もあるので、主に病院や学校に採用されています。ナチュラル志向、健康志向のオフィスにおすすめです。